2013年のコンテンツマーケティングは、この5つのことに気をつけたい。

  • 2013年のコンテンツマーケティングは、この5つのことに気をつけたい。
  • グーグルの検索アルゴリズムが更新された2012年以降、ソーシャルメディアはより一層マーケティングに欠かせないツールとなった。そんな中、コンテンツマーケティングのニーズも大幅に拡大。すぐれた事例から読み解く5つのトレンドと今年のマーケティング企画に欠かせないヒントを紹介する。

ヒント1:ソーシャルメディア活用をより本格化する。

インターネットに詳しいマーケターによれば、10人の企業や事業主のうち、9人以上がソーシャルメディアを活用している(下記グラフ参照)という昨今、コンテンツマーケティングにとってもソーシャルメディアは欠かせない媒体である。企業にとってもっとも重要なことは

  • プラットフォーム上にアカウントを持つこと
  • 読者を惹きつけること
  • ユーザーへ定期的にレスポンスすること

である。とくに定期的なレスポンスは、プロスペクト(見込客)やリードを育成すること、そして売上に結び付けるのに非常に有効な手段だ。

マーケティングのためにソーシャルメディアを活用しているアメリカ国内の企業数の推移、2009年~2014年

ヒント2:グーグルに検索されやすいサイト構造にする。

フォロワーとの関係を深め、さらに訪問者を増やすためにはグーグルの検索アルゴリズムの更新についても抑えておく必要がある。企業が実践すべきは以下の4点である。

  • 一つのキーワードにフォーカスしたコンテンツをつくること
  • サイト内外のコンテンツにリンクさせること
  • テキスト形式のコンテンツを必ず用意しておくこと
  • 顧客の質問に答えること

ヒント3:モバイルユーザーを考慮する。

私たちはテレビ、PC、スマホ、タブレットの4スクリーンから成る世界で生きている。中でもスマートフォンは、24時間365日、プロスペクトとオンラインでつながるものだ。よってプロスペクトが必要とする場所やタイミングを考慮して、コンテンツを用意しておくことが求められている。タブレットやスマートフォンでも使いやすいウェブサイトやアプリケーションなどを用意しておくことはとても重要だ。

多くの人が日常的に興味を持つメディアの90%が上記の4スクリーンであり、毎日平均4.4時間をそれらのチェックに費やしている

ヒント4:とにかく、「写真」を活用する。

今では、スマートフォンで高画質の写真を“カンタン”かつ“低コスト”で撮影、保存、共有することができる。Pinterest、Instagram、Tumblrなどがユーザー数を大幅に伸ばす中、Facebookでの写真のシェア数を見過ごしてはいけない。

世界でもっとも多くの写真がある場所とは――?

コンテンツ作成の一環として、写真で製品の魅力を伝えることを忘れてはいけない。検索エンジンやソーシャルメディアへの最適化を図りながら、使い方やスタイルに関するイメージを発信するべきだ。

ヒント5:「購買」を意識したコンテンツ構成にする。

顧客はすべての購買プロセスの段階において、製品情報、クーポン、お買い得情報、使い方、デザイン、コメントやレビューなど、さまざまなコンテンツを探している。もはやショッピングは、デパートやモールなどが主体ではなく、スマホやタブレットなどへと移行している。つまりコンテンツが売上に与える影響力は計り知れないのである。

コンテンツマーケティングが売上に影響する割合

企業はどのコンテンツにおいても製品にスポットライトを当て、可能な限りウェブサイトの製品ページへのリンクを設けるべきだ。加えて、評価点数やプロダクト情報など、直接的な売り込みではない有益な情報を提供することで、生活者を育成する読み物を発信していくことも効果的だと言える。


――2013年のコンテンツマーケティングプランを軌道に乗せるには、これらのヒントを組織全体で実行することだ。コンテンツマーケティング、ソーシャルメディア、検索エンジンへの最適化――これらをうまく組み合わせて実行したい。

  • 参照したアーティクル Content Marketing Trends: 5 Awesome Examples from 2012 2012年のすぐれた事例から学ぶ、コンテンツマーケティングの5つのヒント

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