2024年にコンテンツマーケティング・グランプリを受賞した一人旅特化メディア「ソロトリマガジン」。一人旅にまつわるコンテンツは、グランプリの審査委員からも「旅の楽しさをリアルに伝え、読者の共感を引き出す姿勢は、コミュニティ型メディアの理想形」と非常に高い評価がありました。
ところがその編集部は、なんと1名体制。一体どうやって運営しているのか? その革新的なメディア運営の秘密をお教えします。

みなさん、こんな悩みはありませんか?
・メディア運営にかかる人件費とディレクション工数が膨大すぎる
・プロライターに依頼してもコンテンツに独自性や熱量が感じられない
・読者との深いエンゲージメントを築けずPVだけを追いかけている
これらの課題を解決するヒントが、このセッション動画には詰まっています。
語り手は「ソロトリマガジン」を編集長の福田さん。
元々住宅業界で図面を引いていました。2人の子育て中に体験した久しぶりの「一人旅」で、「私ってこういう人間だった、と久々に自分を取り戻した感覚」を得たことがきっかけで2023年にメディア「ソロトリマガジン」をスタート。
当初は30-40代の独身男女をターゲットに想定していましたが、実際のフォロワーは8割以上が女性、その半数以上が45-64歳でした。ヒアリングで見えてきたのは——
「長年忘れかけていた自分の好きなことに愚直に向き合う時間。
でも、それが永遠に続かないことはわかってる」
子育てや仕事がひと段落し、親の介護前後という人生の貴重なタイミングにいる彼女たちの、時間の有限感とポジティブな熱量が原動力となっていたのです。
旅人の熱量×AIの効率化=新時代のメディアモデル
従来のメディアは「編集部→プロライター→読者」という形式が一般的ですが、ソロトリマガジンは全く異なるアプローチを採用しています。
ソロトリモデル

1.読者自身が最高のコンテンツクリエイター
実際に一人旅をした読者から体験談と写真を募集
2.AIとの効率的な役割分担
生成AIを活用した企画&記事作成、人間は「らしさ」の調整に集中
3.継続的な参加の仕組み
読者が自然に書き手になるフローを構築
福田さんは「AIが作る文章は綺麗だが、その人らしさを削ってしまいがち」と語ります。
生成AIによる効率化だけでなく、コンテンツの熱量を活かし「らしさ」を残すことに人間の役割を見出した新しいAI協業モデルといえるでしょう。
■コンテンツマーケティング担当者が学ぶべきポイント!
本セッションで特に注目すべきは、
読者を「消費者」ではなく「共創パートナー」として良好な関係性を構築してくノウハウです。

SNSやオウンドメディア発信を通じて読者の潜在ニーズを把握し、読者を巻き込みながら、最終的に自社の事業創出にもつなげていく考え方は、
あらゆるメディアを運営されている方にとって、必見の内容。
その全てを知りたい方は、ぜひセッション動画をお楽しみに!
▲CMAの田所・村上と一緒に記念撮影
■ このセッションのポイント
ひとり編集部でも優れたコンテンツを発信し続け、コミュニティ活動をひろげていくためのヒントを学ぶことができます。
・生成AIと協業しながら効率的に仕事を進める方法
・読者の熱量を活かしたコンテンツを作る方法
・事業創出のためのメディア運営に必要なマインドセット
・SNSと自社メディアを組み合わせたマーケティング手法
ぜひCMD2025で、あなたのメディア運営を
次のレベルへと押し上げるヒントを掴んでください!
登壇者からのメッセージ
今回の登壇を通じて、改めて「ソロトリマガジン」の歩みを振り返ることができました。一人旅特化メディアとして、読者の皆さんの「熱い想い」に支えられながら成長してこられたことを実感しています。
特に印象的だったのは、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の力です。読者の方々が自分自身の体験を率直に語ってくださることで、単なる情報発信を超えた「共感の場」が生まれています。匿名だからこそシェアできる本音や、身近な人には言いにくい想いを受け止められるメディアでありたいと思います。
一人旅は決して寂しいものではなく、自分らしい時間を過ごす選択肢の一つ。特にこれからどう生きるかを考えたくなる時期の方々にとって、新しい生き方のヒントになれるよう、これからも発信を続けていきます。読者の皆さんと一緒に、一人旅の魅力を広めていければと思います。