みなさん、こんにちは!
2025年7月29日(火)18:30、渋谷ストリーム横の貸しスペースで8回目のコンテンツマーケティング・サロンが開催されました。 
このサロンは、コンテンツマーケティング・アカデミー(CMA)が主催する招待制のクローズドな勉強会。ホストを招いて特定のトピックを深掘りし、参加者同士で意見交換をするという会です。
今回のプログラムは以下の通り。

 
18:30〜 |受付開始(新企画)来た人から他己紹介(ちょっと長めに)
  19:00〜(15分)     | はじめに
  19:15頃〜(45分)|ディスカッション①  
  20:00頃〜(45分)| PIZZA & BEER ~ Free Talk ~
  20:45頃〜(45分)| ディスカッション②
  21:30頃〜|中締め⇒PIZZA & BEER ~ Free Talk ~
  23:00 |完全撤収 | 
 
 
 
そもそも、なんでコンテンツ戦略ってこんなに大変なの? 
いきなりですが、衝撃的な数字から!
「きちんとしたマーケティングの戦略設計図を活用している企業は、わずか16%」 
CONTENT MARKETING SURVEY2024「Q.コンテンツマーケティングの書面としての戦略設計図を作成して活用している」に「A.非常に当てはまる」と回答した割合
正直、この結果を聞いて「やっぱりなぁ」って思いました。
だって、コンテンツマーケティングの戦略立案って、めちゃくちゃ大変じゃないですか。 
- ペルソナ作成:ターゲット顧客の詳細な人物像を描く 
 
- 情報ニーズ分析:ペルソナごとの購買検討プロセスを分析 
 
- カスタマージャーニーマップ:顧客の心境変化を可視化 
 
- コンテンツプランニング:企画・制作プロセスの組み立て 
 
これを全部やろうと思ったら、ベテランマーケターでも1ヶ月はかかる。
外部のプロに頼めば1〜2ヶ月で数百万円ですよ。みんな「戦略?後回しでいいや~」ってなりますよね。 
ところが、AIが救世主になるかもしれない 
ここからが今回の本題です。
「30分で7割のクオリティ」って聞いた時、正直「えー、本当に?」って思いました。 
でも実際にデモを見て、考えが変わりましたね。 
今回披露したのは「爆速プロンプト集」というものです。
完璧な100点は難しくても、70点のクオリティなら30分で達成できるというアプローチです。
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 <具体的な手順> ①ペルソナ作成:最低限の「種」だけ人間が考え、詳細は生成AIに任せる ②情報ニーズ分析:ペインポイントとして生成AIが抽出 ③カスタマージャーニーマップ:簡易版をAIが作成  ④コンテンツプランニング:アイデアから実行計画まで全てAIが提案 
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実際のデモでは、田村さん(29歳女性、プロダクトマーケティング担当)っていうペルソナを設定しただけで、具体的なペインポイントとコンテンツアイデアがどんどん生成されていきました。
これ、本当に凄かったです...!
でも、AIに全部任せちゃダメじゃない? 
ここで「人間とAIの役割分担が重要」って話になりました。
なるほどなって思ったのは、それぞれ得意分野が全然違うってことですね。 
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 <人間の得意なこと>  最初のアイデアを出す  最終的な判断をする  感情や価値観を理解する  
<生成AIの得意なこと> アイデアを膨らませる  詳しく分析する  たくさんのパターンを提案する  
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特に印象的だったのは、生成されたペルソナと実際に「雑談」ができる機能です。
ペルソナに「部長のことどう思う?」とか聞けるんですよ。
これ、顧客目線を体感するのにすごく良いなと思いました。
従来のワークショップでは絶対できないことですよね~。
参加者の皆さんのリアルな声が刺さった

後半のディスカッションでは、参加者の皆さんからで出てきた話が、めちゃくちゃリアルでした~。 
「AIで作ったコンテンツが優等生すぎて、会議で『これ、AIっぽいよね』と言われることがある」
「最終的な取捨選択や、営業現場の生の声を反映させる部分は、やはり人間の判断が必要」 
こうした課題も含めて、AIをツールとして上手く活用し、自分らしさを表現する重要性についても熱い議論が交わされました。
今回のサロンで感じたこと 
今回のサロンに参加して感じたのは、生成AIは確実にゲームチェンジャーになるってことです。
ただし、万能じゃない。 
大切なのは、AIと人間の役割分担をちゃんと理解して、最終的な判断は人間がする。 
今回の「爆速プロンプト集」は、まさにその良い例でしたね。 
これからのコンテンツマーケティングは、AIとの上手な付き合い方を覚えた人が勝つ時代になりそうです。
そう考えると、ちょっとワクワクしませんか? 
次回のサロンも楽しみですね。参加者の皆さん、お疲れさまでした!
執筆・編集:Content Marketing Academy
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