こんにちは。参加2回目の魚住です。
2024年12月20日(金)18:30、渋谷ストリーム横の貸しスペースで5回目のコンテンツマーケティング・サロンが開催されました。
このサロンは、コンテンツマーケティング・アカデミー(CMA)が主催する招待制のクローズドな勉強会。ホストを招いて特定のトピックを深掘りし、参加者同士で意見交換をするという会です。
今回のプログラムは以下の通り。
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18:30〜 |受付開始(新企画)来た人から他己紹介(ちょっと長めに)
19:15〜(15分)| はじめに
19:30頃〜(45分)| 生成AIでWow&感動的なコンテンツは作れるのか?ディスカッション Part①
20:15頃〜(45分)| PIZZA&BEER(Free Talk)
21:00頃〜(45分)| 生成AIでWow&感動的なコンテンツは作れるのか?ディスカッション Part②
21:45頃〜 |PIZZA&BEER(Free Talk)
23:00 |完全撤収 |
結局は、MC村上さんによる「他己紹介」に(笑)!
初めての参加者もいて、お互いを他己紹介できるほど知らない参加者も多かったので、結局はMCである村上さんが参加者全員を紹介してくれました。
予定では16名ほどが参加予定でしたが、インフルエンザ流行のため、4名ほど欠席。
皆さん、お大事になさってくださいねー!
でも、寒いなか、アツいメンバーが集まりました(←わー!ベタな言い回ししちゃった(笑))
みんなで中山さんのパワーの変化を考える?(笑)
この日のために中山順司さんが用意してくれたテーマ
『生成AIでWow&感動的なコンテンツは作れるのか?』
を見ながら「ディスカッション」するPart①です。
中山順司さんと言えば、スキナヒト製作所 代表。
「コンテンツマーケティングデイ2024」でもセッション「生成AIのコンテンツ企画活用【実演で解説】生成AIでヒトの創造性をブーストする3ステップ」がすごくためになりましたね。
まだまだ、AIを毛嫌いするライター界隈ですが、今回も実際にAIを使いながら、記事をどうしていけばよいのかを見ていきます。
検証するのは「となりのカインズさん」に公開された記事
『歩くたびに筋トレ!? 足に「アンクルウェイト」を付けて1週間生活してみた結果』です。

見ていただくと分かる通り、1日目〜7日目まで、アンクルウエイトを付けて生活する中山さん(の足!)の写真が並び、その生活と経過の報告です。
まず、アクセス数やレビューの順位などはとても良い結果。8位だそう。
さらに、AIにこの記事を採点させます。
その際に、「感動」を因数分解します。「感動」の評価基準は10個。
①タイトルの魅力 8/10点
②ニーズへの適合性 9/10点
③エモーション 7/10点
④エビデンス 6/10点
⑤エピソード 9/10点
⑥分かりやすさ 8/10点
⑦独自性 8/10点
⑧行動喚起 7/10点
⑨視覚的魅力 6/10点
⑩結論の明確さ 8/10点
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その採点結果は100点中76点でした。
ディスカッション:本ケースのオウンドメディアにおける収益貢献への打ち手
「厳しいことを言うと、時系列で感想を述べただけ」
「エピソードで面白おかしくはできたが、深みがない」
では、この厳しいツッコミに対し、改善するにはどうしたらいいのか。
中山さんはチャットGPTとラリーを続けます。
なかなか良さそうな改善ポイントが大枠で6つぐらい出てきます。
チャットGPTに的確にツッコまれる中山さん。
しかし、AIにそう言われたけど
「ここは取り入れるけど、ここは取り入れない」というそのあたりの判断は人間。
ここからは、いよいよ人間によるディスカッションのスタートです。
まずは[ボディメンテナンスに興味があるため期待しすぎた派]のお二人。
「この記事を見てアンクルウエイトが欲しい!とはならない。 行動喚起の部分がないと思う。 誰に向けて何をさせたいのか? 目的があって、その結果も知らせた方が良い。 装着してしんどい顔の写真も載せた方が良いと思う。」 (白砂さん)
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「私はヒールになって意見を言います! 何をやってたんや! 何の結果も出てないじゃないか! アンクルウエイト買わないと思うし、記事もそんなに面白くない。 中山さんの足の写真ばかりですごくイヤだった。 おっさんの足見たくない!(笑)」(参加者Tさん)
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Tさんのご意見で、笑いが起きていました。
優しい楽しい「ヒール」です(笑)。
(ビシバシと受け止める中山さん)
ここで[エンタメ寄り]のご意見がいくつかバラバラと。
「アンクルウエイトというとドラゴンボール思い出した」
「昔、少年マンガ雑誌の裏表紙にあった広告を思い出す」
「以前、ソフトボールやっていた知人が付けていた」
「鉄下駄よりは見た目が良い」
「この記事自体(中山さん)がトボけていると思っていた」
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[具体案]としてのご意見はこちら。
「アンクルウエイトを付けたことによって困ったことを 赤裸々に書いた方が良かったと思う」
「真夏にアンクルウエイト付けてジョギングとか、 カロリーがどのくらい消費したという結果を 報告したらもっと良いと思う」
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そこへ、「となりのカインズさん」与那覇 編集長から
「この記事を見ている人の多くが年齢が60歳以上」というデータと読者アンケートコメントをもらいました。
「家にあるけど使ってなかった」
「昔使ったことあった」
「また使ってみようかな」
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ネガティブなコメントがないのは、記事の導入部で期待値を高めなかったからのようです。
中山さんは、AIの案を取り入れたり、取り入れなかったりしながらリライトした結果、順位が8位から6位にアップしたそうです。
さあ、ここで中山さんによる「ミエルカ マーケティング・ジャーナル」のこの記事『生成AIを使って、既存記事を上手にリライトする方法』をご覧ください。
「アイデアを膨らませるのは人間。
勘どころが分かってない人が生成AIに何を聞いてもダメだと思う。
聞き方が下手だと欲しいものにたどり着かない」(中山さん)
なるほど! こういった結論も出て、やはり適格なAIと人間たちの意見はどちらもおもしろいなぁという雰囲気になったところで、デリバリーのPIZZAが到着しました(笑)。
PIZZA&BEERでフリートーク!
さぁ、おいしいPIZZAが届きましたよー!
今日もごちそうさまです。
そして、今夜もBEERは「酒の花Saison」(3種)です。

この勉強会の直前に大阪出張に行かれた村上さん。
その際に、ファンズブルーイング直営のビアハウス「funsbrewing BEERHOUSE OSAKA」(大阪・堀江エリア)に行かれたそうで羨ましいっす!
皆さんも大阪に行かれた際はぜひ!来年は大阪・関西万博もあるしね!
というか、東京にも2店舗ほど(渋谷と浅草に)ほしいです。
今なら魚住の「酒類販売事業者」免許が空いてますよ。浅草店だと足立区民の魚住も行きやすいなぁ。
おまけは、魚住の手作り「ミートローフ」です。
この日のために2日前から2本仕込みました。
料理記事をよく一緒に作っている友人の、お酒とお料理研究家の吉田めぐみさんのレシピです。

コロナ禍でZoomイベントを開催した際に(名酒センター主催にし、群馬の酒蔵と、味噌専門店と、料理研究家がスライドショーをしてくれて、女流講談師がお酒にまつわる講談をしてくれるという内容)味噌を使ったレシピをお願いして、考えてもらったレシピ。
冷やしておいしい、お酒のつまみです。
▽レシピのテキストはこちらの記事に掲載されています。
『Zoomイベントを初開催!&ミートローフも作ってみました!【料理レシピ付き】』
▽動画はこちらです。よかったらご覧ください。
『Zoomで「名酒センター おうち店」Part3「[お酒と料理レシピ]料理研究家、唎酒師・吉田めぐみ」』
日本人ってクリエイティブなの?
さて、『生成AIでWow&感動的なコンテンツは作れるのか?』ディスカッション Part②の時間です。
PIZZA&BEERでお腹を満たしたら、なんかまったりしてきてしまった一同。
良い感じで酔ってきてるし(笑)。
そんな中、中山さんが提示したのはコレ。
「why are the Japanese so much more creative?」
クリエイティブの条件ってなんでしょう。
AIに聞いてみました。
①伝統と革新の融合
②美意識と細部へのこだわり
③ローカライズの天才
④豊かな芸術遺産
⑤個性を尊重する社会
⑥制約という原動力
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すると、世界の国々の中でのクリエイティブの順位がコレです。
1位:日本
2位:アメリカ
3位:フランス
4位:イタリア
5位:ドイツ
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最近は、日本のエンタメの世界進出では、日本語のコンテンツのまま、勝負できるようになりました。
Netflixなどの普及で「字幕付きコンテンツを読む」ことが当たり前になってきています。
魚住の個人的な周辺の話です。
日本のアニメやドラマ、映画を「日本語で聞きたい」「日本語で理解したい」「日本語ってかっこいい」という海外の若者が大挙して日本語留学してきています。
魚住が住んでいる古い団地は高齢者中心で、増えてきた空き部屋を、日本語学校が丸ごと借り上げて、寮のようにして留学生を住まわせています。
主に、中国(台湾)、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピン、モンゴルなどが中心(韓国人はダイレクトに大学への留学を選ぶ人が多い)。100%アニメやマンガ好きで日本語を学びに来ている若者です。
私の記憶では、1980年代、90年代と、日本って海外からすごく馬鹿にされてきたので、ちょっと複雑な心境です(笑)。
物価も(今の段階では)比較的安いので重宝されているだけなのでは? とか、そのうち、足下すくわれて全部もってかれそうな気がして、簡単には調子になれない今日この頃です。
バブル期を(恩恵はあまり受けなかったけど)見てきた者として、「簡単に手のひら返しされるので、生成AIで早めに次の一手を打っていきましょう!」と言いたいです。
参加者の多くが、中山さんに「具体的に生成AIの使い方をレクチャーしてほしい」という要望も出てきていました。
中山順司先生!次もぜひ「チャットGPTの具体的な使い方」をお願いします。
それでは皆様、本年もよろしくお願いいたします。
執筆:魚住 陽向
編集:Content Marketing Academy
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