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コンテンツマーケテイングの現場エキスパートが集い学び合う、
完全招待制のサロン勉強会。

2024.09.27

【イベントレポート】本当にあったコンテンツマーケティングのプロジェクトをケーススタディ形式でディスカッション

第三回目となった、コンテンツマーケティング・アカデミーによる招待制の勉強会「サロン」。

参加者のひとりで、高野翔二郎さんによるイベントレポートをお届けします。

8/23(金)、渋谷ストリーム横の貸しスペースで第3回目のコンテンツマーケティングサロンが開催されました。

このサロンはコンテンツマーケティング・アカデミー(CMA)が主催する招待制のクローズドな勉強会で、外部からホストを招いて特定のトピックを深掘りし、参加者同士で意見交換をするという会です。

スポンサーも参加費も無い集まりのはずなのに会場はおしゃれで、交流タイムには毎回ピザとビールが振舞われるという点も特徴です。(運営の皆さま、いつもありがとうございます)

ケーススタディ:オウンドメディア運用3年目の岐路

今回はCMAの村上さんとまむしさんをホストに、架空の人材紹介会社でオウンドメディアを担当する人物をモデルとしたケーススタディを実践しました。

事前に配布されたケースの資料では、参加者が具体的に想像しやすいように企業やビジネスに関する各種の指標やKPIのグラフも添えてあり、当日のスライドも数十ページのボリュームかつ万全の作りこみだったので、まむしさんの熱意と労力には頭が下がる思いで参加していました。

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まむしさんが過去の経験や心情も折り込みつつ自ら作成したという今回の事例では、オウンドメディア担当者の苦悩がリアルに描かれていました。

ケースの概要

主人公は、オウンドメディア立ち上げ当初の理想と運営3年目を迎えた現状とのギャップに悩んでいます。

大まかな経緯は以下の通りです。

  1. 元々は自社のブランド価値向上や長期的な戦略に結びつけるために立ち上げた
  2. 立ち上げ当初からしばらくは順調な伸びと評判を獲得していた
  3. ここ半年ほどPVの伸びやSNSの反応、編集チームのモチベーションが停滞気味
  4. メディアや事業においての競合も次々と市場に登場してきている
  5. 社内では今までの投資に見合う事業貢献でのリターンを求められ始めている

そんな状況の中、主人公はオウンドメディアに抱く理想と会社への貢献とのバランスに悩みながら、今後に繋げるためのいくつかのオプションを検討します。

ディスカッション:本ケースのオウンドメディアにおける収益貢献への打ち手

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ケースの中では、主人公は以下のオプションを検討していました。

  1. 製品(コンバージョン)を意識したコンテンツ作成
  2. 広告メニューなど新しい収益源の創出
  3. 新たな専門メディアの立ち上げ
  4. セミナーなど派生事業の展開

上記のオプションそれぞれにメリットとデメリットがあり、またこれらの選択肢を全て満たせば万事解決というわけでもなく、少しずつ組み合わせたり他のオプションを検討する余地もあるかもしれません。

ここから「あなたならどの打ち手を選ぶ?」というお題で、ホストの村上さんがそれぞれの参加者にヒアリングしていきます。
前回のサロンでも語られたコンテンツマーケティングにおいての「マーケティングが顧客にとっての罠になる」や「コストセンターか、プロフィットセンターか」という悩みにも繋がる問いに、参加者がそれぞれの見解を述べました。

ケースの中で用意されていたオプションが良く練られていたためか、皆さん基本的には提示されたものを組み合わせつつも各個人の見解を順に述べていき、新しい収益化のチャンスやそもそものKPI設計など多様な観点でのコメントが集まりました。

個人的には、この流れでサロン形式の良さが発揮されたと思っており、提示された意見は都度ホストの村上さんとまむしさんが収束させていき、それも踏まえながら後続のコメントが発表されていくので、ディスカッションの深化を臨場感たっぷりに感じることができました。

参加者のコメントが一巡したところで前半のまとめがあり、休憩&腹ごしらえの交流タイムを挟んでから後半のディスカッションに移ります。

ディスカッション:3年目くらいのオウンドメディアにありがちな悩み

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後半のディスカッションでは、まむしさんが提示したいくつかの「ありがちな悩み」に対して、まずはホストの村上さんとまむしさんが少し掘り下げて解像度を高めます。

そのうえで、参加者それぞれに村上さんから会話のバトンが渡され、返答を受け取ったホストが嚙み砕きながら次の参加者に話題を振るという、ある意味コール&レスポンスな流れで意見交換が行われました。

続いて、前半の答え合わせ的なパートとして、当時まむしさんが実際に似た状況になった際に実施した打ち手や当時の思いも語られつつ、またそれを受けて参加者から感想や追加の見解が語られるという、まさに収束と発散の見本のようなディスカッションとなりました。

個人的に印象に残っているのは、意見を発表する皆さんの立ち位置がメディア運営側とビジネス側で少しずつ配分が異なった点です。

具体的には、メディア運営に対する想いや理想という観点と、収益貢献や規模の拡大といった利益寄りの観点とが混じって語られており、人によってそれぞれの重みが少し異なるのが特徴的に思えました。

もちろん状況やタイミングにより変わるものだとは思いますが、皆さんの今回のケーススタディにおいての意見がなぜ、どのような前提で発せられたのかを感じることができ、発表内容と併せてとても興味深く聴いていました。

このディスカッションは動画のアーカイブがあるので、ホストの見解や参加者それぞれの意見など詳細が気になる方は、本レポート下部の YouTube 埋め込み動画をご確認ください。

交流タイム:PIZZA & BEER

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交流タイムでは、近くにいたり気になる参加者同士で名刺交換や歓談をしますが、その際にピザとビールが提供されるのが恒例になっています。

CMAを運営する日本SPセンターさんが新事業として手がけている、オリジナルのクラフトビールが飲めるところも、このサロンの個人的お気に入りポイントです。

頭を使って少しお腹が空いてきた頃にピザが到着し、まだ熱々のピザを美味しいクラフトビールで流し込む、これは完全なるご褒美です。(もちろんソフトドリンクもあります)

オウンドメディアに関する有益な意見も聞けて、自分の考えを深める(知識欲を満たす)こともでき、さらに食欲も満たせるというのに、そんなイベントを無料で開催してくださっているCMAの皆さんには感謝しかありません。

これから参加される皆さんも、きっとこのサロンの内容や空気感、そしてホスピタリティも含めて楽しんでいただけるのではないかと思います。

次回以降の開催について

次回のコンテンツマーケティングサロンの開催は10/24(木)とのことなので、どんなテーマや進行になるのか今から楽しみにしています。

ここからは本レポートで参加に興味を持った方向けに参加方法の案内です。
現在のところ新規メンバーの公募はしておらず紹介が主な経路になるので、本レポートや過去分の写真で見知った顔の参加者がいれば、ぜひ声をかけてみてください。

または、サロン主催者であるCMAの田所さんに直接メッセージを送ってみてください。 期待しています。
それでは、ごきげんよう。

執筆:高野 翔二郎
編集:Content Marketing Academy


コンテンツマーケティング・サロン第三回アーカイブ動画はこちら


前回第二回のイベントレポートはこちら

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