1.コカ・コーラ社の“Content2020”をチェック
長年マーケティングの雄であり続けるCoca-Cola社の“Content2020”は要チェックだ。これは、Coca-Cola社が組織をあげて“creative exellence(広告クリエイティブの素晴らしさにフォーカスすること)”から“content exellence(コンテンツの素晴らしさにフォーカスすること)”へと変化を遂げるためのミッション・ステートメントでもある。
2.ミッション・ステートメントを作成する
コンテンツマーケティングに関わるすべての担当者は、コンテンツ戦略におけるミッミッションを理解しておく必要がある。未だミッションを定めていない担当者が多いが、コンテンツ提供の先にあるビジョンなくして成功することは難しいと肝に銘じるべし。
3.考え方を変えてみよう:ニッチ顧客層へ最良な情報を提供するコンテンツ作成を
ターゲットや目標が複数あり、多くのチャネルでコンテンツを提供している企業はコンテンツの重要性を今ひとつ理解していないことが多い。本来、コンテンツ戦略の考え方では、ターゲットとする顧客層が求める最良の情報を提供し、購買検討のための情報収集で「一番の手がかり」となることにフォーカスするべきだ。他の目標を立てる前に、まずはこれを第一のゴールとするべきではないだろうか。
4.顧客のかゆいところに手が届く、利便性の高いコンテンツを作る
付近のトイレがすぐ見つけられる
“Charmin”のアプリや、料理作りのヒントをくれる“iFood Assistant”など、ちまたには便利なアプリが揃っている。自分たちが提供しているサービスは、顧客の生活に役立ち、生活を豊かにするものだろうか?この点について、今一度再考するといいだろう。
5.顧客の疑問に対して明確に答えよう
顧客の声を拾い、応えるのは簡単なようでいて難しい。そのためには顧客からの疑問やそれに対する回答を集約する仕組み作りが必要となる。営業やカスタマーサービス部門などから集約した情報をうまく活用すれば、新たなコンテンツ戦略のヒントも出てくるかもしれない。
6.全社一丸となってコンテンツマーケティングに取り組むべし
従業員が作り出したコンテンツを中心にコンテンツを展開し、少ない予算でありながらコンテンツマーケテイングが売上に貢献した例として、エンジニアがブログを執筆しているIndium社の“Indium Corporation Blogs”やOpen View Venture Partnersの“OpenView Labs project”などがあげられる。社内のリソースをうまく活用したコンテンツ作成例として、ぜひチェックしておこう。
7.Co-creation(共創)の可能性を探る
アンドリュー・デイヴィスは最新作
『Brandscaping』でコンテンツ制作における“Co-creation(共創)”の重要性について論じている。今後、コンテンツマーケティングの発展において、企業の垣根を超えてコンテンツを制作することが非常に重要になってくるといえるだろう。コンテンツマーケティング施行における資金不足を解決するためにも、似た性質の顧客を持つ非競合企業と共に、魅力あるコンテンツ開発に取り組んでみるのも一考だ。