はじめに

はじめに

コンテンツマーケティングラボは、コンテンツマーケティングに関する情報を発信するために、2012年5月にできました。コンテンツマーケティングが日本で話題になり始める少し前のことです。

それ以来コンテンツマーケティングに関心を持つ人はますます増えているように思います。しかしバズワードのように紹介されることも多いため、その本質が見えず混乱している人も多いのではないでしょうか。

そんな悩みに答えるためにも、海外で紹介されている先端ノウハウを中心に情報発信を続けてきました。カンファレンスレポートに代表されるように、手間と時間をかけて良質のコンテンツを作ってきたと自負しています。

そうして作ってきたコンテンツも、サイトの開設から数年が経ちずいぶん増えてきました。ここで一度これまでに作ってきた記事を整理しよう、どうせなら作り手である私たち自身の紹介もしようということで作ったのがこのページです。

目次

 

私たちについて

「コンテンツマーケティング」という言葉が登場したのは、比較的最近のこと。けれどもその考え方は、もともと私たちにとって馴染みのあるものでした。

「まず必要なのは見込み客をHELPする情報。その先に売りがある」。こうしたコンテンツマーケティングの主張と、私たちがずっと掲げてきた広告哲学がとても似ていたのです。

コンテンツマーケティングラボを運営している私たち日本SPセンターは、創業から約50年が経つ古い会社です。

創業以来、「売り込む前に、教えてあげることが大事」という考え方のもと広告制作を手掛けてきました。面白くて目立つだけの広告では、メッセージや商品情報が十分に伝わりません。伝わらなければ商品が売れないので、広告の役割を果たすことができません。

広告の使命は見込み客を動かして販売に貢献すること。そのためには消費者が必要とする情報を提供して購買を支援することこそが重要だと考えています。そんな私たちですから、コンテンツマーケティングとの出会いは必然でした。

 

コンテンツマーケティングとは?

「コンテンツマーケティングとは何でしょうか?」。

以前私たちは、コンテンツマーケティング界の「ゴッドファザー」と呼ばれるJoe Pulizzi氏に尋ねました。場所は、2012年9月に米オハイオ州で開かれたContent Marketing World(CMW)の会場。

CMWのテーマカラーであるオレンジのスーツに身を包んだPulizzi氏は、「企業がパブリッシャーになれる考え方です」と返答。さらにこう続けました。

「パブリッシャーとしての企業が適切で説得力のあるストーリーを語ることによって、見込み客の意思決定を後押ししたり、信頼関係を築いたりできるようになります」。

企業がパブリッシャーとしてコンテンツを発信する。これは従来の広告だけでは実現できなかったコミュニケーションを可能にしてくれる手法です。

たとえば商品を認知してもらう、もしくは今にも買ってくれそうな人に最後の後押しをするといった目的であれば、広告で事足りるかもしれません。

しかしそうではない人、例えば、困っているがそれを解決するための商品が何かわからない人や、商品知識が不足しているため適切な商品を選べない人もいます。こういった人々に足りていないものは適切なコンテンツです。

その時々で適切なコンテンツを見込み客に届けることで、彼らを段階的に購買に導いていく。これがコンテンツマーケティングの考え方です。広告ほどの即効性はないため、効果が出るまでに時間がかかるかもしれません。また、見込み客の様々な疑問を解決するために膨大な量のコンテンツが必要で制作に手間がかかります。しかし、だからこそ企業として地道に取り組む姿勢は、消費者からの信頼につながるはずです。

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コンテンツマーケティングを理解するために

これまでコンテンツマーケティングラボが発信してきた記事の中から、特に重要な7本をピックアップしました。この7本の記事を最初に読めば、コンテンツマーケティングについての全体像がつかみやすいと思います。

1.コンテンツマーケティングの考え方が分かる

コンテンツマーケティングとは何か?

2.コンテンツマーケティングが注目されるようになった背景が分かる

新入社員のためのコンテンツマーケティング(1)情報の届け方の大変革

3.自社に適した手法の選び方が分かる

コンテンツマーケティングの4つの型

4.コンテンツマーケティングの具体的な実施手順が分かる

コンテンツマーケティングとは?7つのステップを押さえた実践ノウハウ

5.成果につながるコンテンツ作成ノウハウが分かる

ビジネスに貢献するコンテンツを生み出すためのフレームワーク(前編)

ビジネスに貢献するコンテンツを生み出すためのフレームワーク(後編)

6.コンテンツマーケティングによって成果を出している実例が分かる

米国No.1プール施工会社事例にみるビジネスゴールに貢献するユーザー視点とは?

7.コンテンツマーケティングの著名人に聞く

以下はアメリカでコンテンツマーケティングが盛り上がり始めた2012年に行ったインタビューの記事です。コンテンツマーケティング初期の記事なのでこれからコンテンツマーケティングについて勉強したい方に分かりやすい内容になっています。

【インタビュー】「コンテンツマーケティングの可能性を広げる紙メディア」~Joe Pulizzi氏語る

【インタビュー】Robert Rose氏に聞く(1)「コンテンツマーケティングとは」

【インタビュー】Robert Rose氏に聞く(2)「クライアントにコンテンツマーケティングの効果を説くには」

【インタビュー】Robert Rose氏に聞く(3)「インバウンドマーケティング、コンテンツマーケターはどう捉える?」

【インタビュー】Robert Rose氏に聞く(4)「ZMOTとコンテンツマーケティング」

 

最後に

最後に私たちが発信している各種の情報について紹介させてください。

まずコンテンツマーケティングラボのソーシャルメディアとメールマガジン。更新した記事の紹介に加え、FacebookとTwitterでは海外で活躍するコンテンツマーケターたちによるノウハウなどを定期的に発信しています。

また2015年12月には、私たちがこれまでに培ってきたコンテンツマーケティングのノウハウをまとめた書籍を発売しました。

Webコンテンツマーケティング サイトを成功に導く現場の教科書

企業向けのコンテンツマーケティング支援も実施しています。日本SPセンターによるコンテンツマーケティングは、単なる集客にとどまりません。ビジネスゴールの達成を見据えながら、戦略の策定やコンテンツ制作、効果測定、チューニングまでワンストップで行います

ここまで私たちについて色々とご紹介してきました。これからもコンテンツマーケティング施策の実行や情報発信を続けていきますので、よろしくお願いします!



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